母のその振袖は、幼い頃から私の憧れだった。写真でしか着ている姿を見たこと
はないが、若くて素敵な母を見て、早く私も大人になりたいと思っていた。
そんな大人の象徴だった振袖を、今年私が譲り受けた。まだまだ一人前の女性
にはなれていないけれど、いつかその振袖を着た時、それに見合う女性になって
いたいと思う。