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平成振袖事情リターン▶チャンスをつかむ

中国の古典に「天の時、地の利、人の和」と言う言葉があります。
私流に訳してみると、「会社経営を成功させるには、チャンスを見極め、原理原則に照らし合わせ行動し、社員が一致団結して、ことにあたること。」だと言うことになります。
チャンスをどこで見極めるか?。
以前に、ある老人から商売における最高の教えを受けました。
それは
「人間は一生のうちでチャンスが3回あります。そしてそのチャンスの神様は、自分の足元を予告もなしに通るんですよ。だから、その神様がいつ通るかが常日ごろ判る様に仕事をしていなくてはなりません。どうしたらいいかわかりますか?。 それは自分の本業を徹底して貫き、足元を見て必至に仕事をしていれば自然にわかるものなのですよ。でもその神様は、ツルツルのはげ頭のおっさんだからあっちこっちフラフラしながら仕事をしていると、その神様が、あっ、今通ったと思ったときにはもう遅いんです。急いで左手を伸ばして逃げる神様の髪の毛を掴もうとしても、毛がないもんだから掴めないで逃げていってしまうものなんですよ。」

私は、素晴らしい人生の教えを受けました。

そして、原理原則とは何だろうと考えるときがあります。多分それは当たり前のことをすることなのだろうと思います。一般の社会通念や今はやりのトレンドに基準をおくのではなく、人として何が正しいかというと大げさになりますが、ごく当たり前のことを考え、それによって行動することだと理解します。

チャンスを見極める力がつき、原理原則によって考え行動したとしても、会社経営をする場合、それだけでは、物事は成就しません。団結した人の和があって初めて最高の状態で物事が成就するのだと思います。
まさに、この中国の古典はそんなことを言っているのだと思います。

やはりこれも昔に教わったことですが
「商売をしていて一番大変なことは、人の問題です。そして次にお金です。」と聞きました。
我々は、常に人のことで苦労します。
「給料をこれだけ払っているのだからもっと成績を上げて欲しい」とか、「もっと素直に俺の言うことを聞いて欲しい」とか悩んでいる人がいます。

以前にもお話したと思いますが。人間には5段階の基本的欲求があります。

① 生存の欲求
② 所属の欲求
③ 力の欲求
④ 自由の欲求
⑤ 楽しみの欲求

つまり、給料は基本的には生存の欲求の大部分を占めています。まず自分と家族が生きていかなければならない基本的な部分です。そしてもらうお金が少し多くなってくると③の力の欲求を満たし始めます。

「あの人ってすごく稼ぐ人なんだね」 「うちのおとうさんは良く働くから給料がこんなにもらえるんだよ!」
やがて、⑤の楽しみの欲求まで満たし始めます。「欲しいものを買える。」「家族で旅行が行ける」等です。

でも、我々は本来優先順位が2番目にこなければならない所属の欲求を見落として、家族や会社の部下と接したりしてしまいます。
特に部下は認めてもらいたいのです。理解されたいのです。誉めてもらいたいのです。
自分のしたことを仲間や年上から誉められたとき、うれしくてうれしくて「よし、次はもっとうまくやってやろう」というような経験はありませんか。
部下にもっともっと注意を払うべきです。変化を見落とさず、些細なことにでも、主体的に肯定的に反応してやることです。
もっと、もっと理解するように努力するべきです。注意を払われ、気に留められていやな気分になる人間はいません。
日常の積み重ねが社員の団結を生むようになってきます。それでも気まずい雰囲気になったりすることがありますが、続けることです。

日々の積み重ねで積み上げられた団結はそう簡単には壊れなくなってくるはずです。
まさに、社員は光です。この光を集め集中すると何物でも焼き切るエネルギーが生まれます。

会社のトップは従業員の5つの基本的欲求を満足させてやる義務があるのです。
中でも大事なのは①生存の欲求と②所属の欲求なのです。
そして、まずこの2つを満足させてやるようにすれば、残りの③④⑤の欲求は次第に満足させられてくるものだと思います。

だから、この欲求を絶対に満足させてやろうと必死に思うがあまり、自然と仕事に厳しさが出てきて当たり前なのではないでしょうか。
その厳しさの中で社員が自分の将来を夢見ながら、楽しく働ける明るい地獄を作るのが経営者の仕事ではないのでしょうか。

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