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平成振袖事情リターン▶楽しい経営=プロセスにこだわる。

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夕方の空気が以前よりもどことなく優しくなり、木々の新芽がちらほらと枝先に止まり、帰宅途中の車のナンバーがはっきりと見える頃、普段仕事にかまけて季節の変化にも無頓着だった私達は生きているという実感をあじわいます。気がついてみると「ああもう春なんだなあ」、とあらためて季節の移り変わりを感じます。

最近経営というものが楽しくなってきました。
それは売上ができたからとか、会社のお金がたまってきたとかということではありません。むしろ厳しい方が先なのですが…・。
経営者は今月あといくら売上を上げないと手形が落ちないだとか、いてもらいたい社員が退社するだとか悩んだりします。
でも、よく考えてみると、そのようなときでも、いい状態でいるときとやっていることは同じなのです。
むしろ気持ちだけが違うのです。辛い気持ちで問題と向き合っている自分があります。
だとすると、経営上起こる良いことも悪いことも全て自分自身のマネージメントという器のなかに入ってしまっていると考えるようにすると楽になります。
この問題は、最初から用意されていたのだと思うことです。
何かトラブルが発生したときにも、慌てず、落ち着いて行動ができるような気がします。いろいろなことは自分のマネージメントの範囲内であるということ。そう思うと問題自体が楽しくなってきます。

ここに1000万円の内部留保があるとします。
ある経営者は、この1000万円を頭の中にいれて行動します。
しかしもう一方の経営者は、この1000万円は無いものとして行動します。
どちらがいいかは決まっています。もちろんお金がないものとしてがんばって行った方がいいに決まっています。でも人間は弱いものですから気がつくと前者の気持ちに陥って日々を過ごしてしまいます。

気持ちに余裕を持つことは素晴らしいことですが、昨日の成功を持って今日の自己満足にしてしまうことほど怖いものはありません。
ここで大切になることは目標達成に生きることです。
そして、プロセスの完璧さにこだわることです。
「私の目標はここまでやりたいですが。この目標を達成するには、このようなプロセスを踏み、達成されることがむしろ私の目標である。」と自分に言い聞かせることです。
手形を落とすためにがんばることと、自分の理想に近づくためにがんばること自体の行動は、他人の目には一緒の行動に映ります。

会社の危機を乗りきったときに、また次の危機の種が蒔かれます。そしてその種が人知れず地下で育つのです。

私達は、その種に気がつかなければなりません。それは自己満足という種子です。
そして、そういった問題を最初から用意させないようにすればいいわけです。
そういった問題が起きないようにするには、緊急なことよりも、重要な事柄を常にリストアップし、日ごろから取り組む癖をつけることです。
その重要な事柄自体は、意識していないと、今の自分にとって何が重要で何が重要でないかが解りません。

つまり、目的を持って始めることにほかなりません。

目的を持って始めるから目標が生まれ、そしてその目標に対して何が緊急で、何が重要で、何が重要ではないかが解ってきます。一見、必要でなかったことが実はあとで考えるととても重要だったりします。

昔から「転ばぬ先の杖」という諺がありますが慎重に慎重を重ねることはとても重要なことです。
そして、自分の経営を理想的なプロセスに高めてゆく楽しさを味わうべきです。

二宮尊徳翁の教えに「積小為大」という言葉があります。物事は小さな積み重ねでしか大きな成果は生まれないという意味ですが、そしてその小さなことに自分の魂を込めて取り組む。
まさにそのとおりだと実感します。

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