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201401おかげさま展
といいつつ、仕事のお話をしてしまいます。
この話はこちらのページの続きとして読んでいただければと思います。
そもそもこの商売は家が呉服店を営んでいたからというだけではありません。大学卒業当時、私は広告代理店に就職したいと思っていました。当時、東京世田谷下北沢に住んでいたのですが、よく行く喫茶店にたむろしていたのが東宝の映画の製作に携わっていたゴーストライター。その方といろいろ話すうちにCM製作をしてみたいと思うようになりました。

当時、若者のすべてが考えるように、「好きなことをしたい!」という気持ちに駆られていました。大学4年生のとき友人たちは必至に就活をして次々と内定を獲得する中、そんな広告代理店に勤務したいと思う願望があるにも関らず何の行動も起こさなかった私はどこかで後を継ぐという気持ちもあったのかも知れない。

当時、母親は私にこう言った。「その後何をしてもいいから、まず見習いへ行って欲しい。」
そうか!親の言うことを聞いたら、何でも好きなことしてもいいんだな。
と感じたりした。

その言葉が実は分水嶺だった。と今思う。

八王子の呉服店で見習いをするうちにだんだん興味が湧いてきて、それなら本気でこの商売をやってみようという気になり、現在があるわけです。

そして、どうせやるならキチンとした日本文化の使徒として働かねばならないと得心して現在に至っています。

さて本題に入りますが、
案内状の本文はこうです。
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「この道四十年 「おかげさま展」
 ごあいさつ
日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
昭和四十九年五月、呉服屋の四代目を次ぐためにこの道に入って以来、今年で四十年が経過いたしました。その間、産地メーカーさんとはお取引を通じ、たくさんの作家の方や染屋さんと素晴らしい人脈を築かせて頂いたと深く感謝いたしております。

新春の候、左記の日程で、この道四十周年「おかげさま展」と題し、四十年の中で出会った作家の方々の作品を一堂に集めご披露申し上げます。さらに人間国宝作品も展示ご覧いただけます。
きものの伝統とその作品の奥深さをご堪能いただけたら幸いです。
さらに四十年間の仕事でのご懇意により作家作品をビックリするような特別価格で提供してもらうことができました。
きものの真髄を味わってもらうべくお知らせさせていただきます。
お忙しいとは思いますが、万障お繰り合わせの上ご来店いただけたら幸いに存じます。

㈱石毛呉服店
代表取締役社長 石毛和男
時:1月25日(土)・26日(日)・27日(月)
所:伝統のきものいしげ二階特設売場

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2014年早々に開催致します。

皆さまぜひお出かけくださいませ。