着物は古典柄が主流ですがこれほどまでに色にこだわり線にこだわり、生地にこだわり、そしてやっぱり伝統にこだわり図案から染まですべてご自分で手がける青野保夫氏の作品に惚れて先日工房にお邪魔してきました。
2人で撮った記念写真ですが、バックの写真を見てください。
ジョンとヨーコです。
先生は大のBeatlesファン。
私も中学生の頃からのファン。
お互い同い年で50年近くの筋金入りのビートルズおたく同士。
趣味がシンクロしてとうとう工房訪問となったわけです。
作品名「ダイヤモンドカキツバタ」
この着物はファションカンタータに出品した着物です。
井桁がけしてこの着物を見るとえっと思わせるインパクトがあるのですが、体にまとってみるとこれがすごい!違和感がまったくないのです。
手抜きを一切断ち切って無骨に手間隙かけて制作した着物はやっぱりほんとに素晴らしい。
今回の訪問で先生には振袖の制作をお願いしてきました。
9月には発表できそうです。お楽しみに・・・。
カテゴリー: 着物
魔法のメジャーってなんだろう?
着物の寸法の単位は昔から鯨尺の単位で表されています。
1鯨尺 =37.8787879 センチメートル
たとえば、身丈は160センチの人なら4尺2寸5分と言うようにあらわされます。
今では和裁をなる場合でも、センチ??で勉強している方も多いと思いますが、
やはり基本は鯨尺です。
着物は直線縫いで仕立てるので、体型を見ただけで大体の寸法を言い当てることが出来ます。自分の着物寸法を割り出したいのならこちらのサイトが便利です。
それでも、人間の身体は個人個人バスト、ウエスト、ヒップが違うように微妙に寸法は調整しないといけないわけです。
普通の家には鯨尺なんて置いていない訳だし、センチで測ってから尺を割り出す。
たとえば、袖丈=49センチだったら
490÷37.8787879=12.93599のように割り出します。(この場合袖丈は1尺3寸ということになります。)
でも測ってそのままセンチも分かるし、鯨尺の単位でも分かるメジャーがあったら便利だと思いませんか?
ここからが宣伝になります。(笑)↓
珍しいものだけを当店のオンラインショップ(細々とやっております)で扱っていて、最近静かなブームを沸き起こしているのが魔法のメジャーです。
(最近になって注文が増えてきました。)
ご興味のある方はどうぞ!こちら
世界遺産の村、五箇山白川郷をモチーフに着物を描いてもらった訪問着が届きました。
今年の秋に開催する大感謝祭の内容をお知らせします。
台風11号が高知県に上陸した影響もあって、私たちの住む隣町の千葉県旭市では市内3486世帯1万858人に避難勧告が出た模様ですが、我が家の嫁さんと孫2人は朝の特急で東京へ向かう予定が運休。仕方なく成田線に乗って向かいましたが、そちらの線も竹が線路に覆いかぶさり1時間くらい停車。とんだ夏休みとなっています。
毎年8月はお盆があり多くの帰省客があるのですがどちらかというととても閑散とした日が続くお店の状況です。お店は暇でも9月の催事の案内状発送準備や振袖の来客などがあり、ざわざわした日を送っています。
毎年9月の大感謝祭は、今までお世話になったお客様に感謝の気持ちを込めた企画を催しています。
案内状はクリックすると大きな画像でご覧になれますのでご覧ください。
その中でも特にお勧めしたい企画をご案内します。
- その1
蔵王牛400gまたはたねやバームクーヘン(21.8×21.8×6.8)をご予約いただけます。
1年に一度の「大感謝祭」のため大盤振る舞いです。
- その2
このコーナーは社長がどうしてもお嫁に行かせたい(処分)と思う商品を損を承知で思いっきりそろばんをはじくコーナー。そのつど相対でご奉仕させていただきます。
お楽しみに!
その他、
- どんどん安くなるきものバイキング(これっ結構お得!)
- スタイルが良くなる魔法のきもの「銀花仙」
- 更紗小紋、花菱小紋展
- 高温焼特殊魚沼炭使用脅威の健康スパーマットレス
- きものお手入れご相談会 京洗いまとめて3点10,800円
- 高級黒紋付夏冬セット別誂え仕立上がり198,000円(5セット限り)
- 七五三お祝い着全商品処分価格 3000円、5000円、7000円
- 南洋玉ルースご奉仕会
なぜ家紋が必要か?家紋はヨーロッパの紋章と同じ役割があった。
いよいよNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」も秀吉の天下取りの時代となって面白くなってきました。
そんなわけで今日は武将が戦のときの旗印にもなった家紋のお話を少々。
家紋はアプローチによっていろいろな解釈がありますがそれはそれとして雑学程度に読んでください。
もともと家紋はヨーロッパの紋章と同じような意味合いで家や一族をあらわす印として使われて来ました。
戦国時代の武将の旗印としても使われていました。
五つ紋の意味
背中 → 先祖
胸 → 両親
袖 → 親戚一同
この意味が分かると、なんだか家紋を大切にしようという気になりますね。
女紋とは?
鎌倉時代の武家の時代に男尊女卑の思想が生まれ、
七去の法(ななきょ のほう)がつくられた。
その7法とは?
①親にしたがわざれば、去れ(親の言うことは絶対。)
②子なしは、去れ(嫁に来ても子供が授からなければ出て行け!)
③淫なれば、去れ(一人の夫と添い遂げられなければダメ)
④悪しき病があれば、去れ(子孫に遺伝していくような病持ちは出て行く)
⑤多言なれば、去れ(口が軽い女は出て行け)
⑥盗み心あれば、去れ(手癖の悪いのもダメ)
⑦妬み心あれば、去れ(人を羨んだり、妬む気持ちの強い女性もダメ)
この七去の法の精神は、個人よりも家を一番大事にする考え方で一貫している。
7法は②以外は、人間として当たり前といえば当たり前なのだけれど。
結構、厳しいですね。
今の時代に適用すると、離婚する夫婦増えるだろうなぁ。
何事にも去るしかなかった女性たちは女系だけの女紋を残すしかなかった。
だから結婚して行く時には、実家の紋を付けてお嫁に行くという慣わしが今でも残っていますし、
私たちも黒紋付や留袖を作るときには実家の紋を付けるようにとお話ししています。
関東では実家の紋を入れる。(一人前になると、家を背負うと言うこと)
●昔から結婚は家と家
●一人前になったしるしに着物に家紋を入れて着せた。
●成人になると紋を授けられ、立派な大人として両親が認め、家系に恥じないように、一人前になると黒紋付き(すそ模様)、色文様長振袖、総柄文様長振袖など家紋の着物を着用することを許された。
上の左側「藤」の紋
藤棚の下は雑草が生えないことから他の追従を許さないとして、昔から武家の家に多いとされています。
伊藤さん、佐藤さん、加藤さん、などは遠い先祖が武士だった可能性があります。
もちろん黒田家(黒田官兵衛)の家紋も形は違えども、藤の紋です。
結婚するとなぜ振袖を着てはいけないといわれているのでしょうか?
【きもの雑学】
昔は未婚の女性の正装は袖の長い振袖を着る決まりがありました。年頃の女性は気に入った男性がいても自分から告白することはできない時代。
そこで自分の気持ちをその男性に表現する方法として着ている振袖の長い袖を振って気持ちを表したといわれています。でも、結婚したら他の男性に気持ちを動かしてはいけませんよ!ということで袖をつめたきもののを着ることとしました。
まさに袖を留める、そして袖を短くして着る第一礼装の「留袖」ができたという話があります。
俗説だとは思いますが、とても説得力のあるお話ですね。
いよいよ夏休み。
夏休みにはたくさんの成人式対象者の方々が振袖を見にご来店されます。
★当店の振袖を分かりやすくご紹介いたします。
1、ご購入振袖
きもので残してあげたい娘の成人式!成人式には私だけのMY振袖
ご購入振袖一式172,800円(税込)より
帯締め、帯揚げ、草履バックも自分流でトータルコーディネート。
2、オーダーレンタル振袖
こだわりの新品振袖を仕立ててお貸し出しいたします。
オーダーレンタル振袖一式108,000円(税込)より
新品、新作振袖をお嬢様の寸法にお仕立てして貸し出しいたします。
個性的で新作の振袖を楽しみたい方に・・・。
3、お仕立て上がりレンタル振袖
汚れも気にせずそのまま返却OK!
レンタル振袖一式64,800円(税込)より
お仕立上がりなのでとってもリーズナブルに楽しめます。どこよりも豊富な品揃えの中からお気に入りの一枚をお探しください。
4、スタジオ成人式
成人式に出られなくても大丈夫!
スタジオ成人式一式48,000円(税込)より
振袖一式・メイク・ヘア・着付け・写真撮影(六つ切り高級台紙付)
留学中のお嬢様、お仕事の都合で成人式に出席できない方でもこのプランなら安心。
5、振袖リスタイル
確かな振袖だからママの振袖を着られます。
振袖リ・スタイル
汚れを取ったり、サイズを直したり、小物を変えたり ご相談無料!
何なりとお申し付けください。
▼振袖カタログ
▼振袖選びは家族のイベント「振袖選んで日帰り温泉」
http://bit.ly/1muCNxL
↑特典や詳細はこちらから↑
▼前撮り撮影
一生に一度の成人式の前撮りお写真は技術の確かなプロいるスタジオをお奨めします。
当店の前撮りはプロ写真コンテストに数々の受賞歴を誇るプロカメラマンにお願いしています。http://goo.gl/3ZTpKn
↑特典や詳細はこちらから↑
とっておきのきものをご紹介します。
明日からGW4連休の始まり。一般の会社はお休みですが、私たちの仕事は休みなし。かき入れかというとむしろ暇なのですが、昔から人の休みに働く癖が習い性となり、終わってからやっぱり暇だったと気が付くのですが、始まる前は欲をかいて取らぬ狸の皮算用をしてしまいます。
さてさて5月23日から始まる催事のご案内をいたします。
扇子絵師として修行した彼女(河野佐知)が同世代の女性に着せてみたい着物や帯を集めご披露いたします。33歳の彼女の感性で製作したきものは洋服で育った若者らしく、きものをひとつのドレスコードとして位置づけ皆様に提案いたします。
今まで見たこともないきものとして皆様の前に発表いたしますのでぜひお出かけください。
さらに当日は、自分で柄を染めるオリジナル足袋の製作(染め)体験もあります。
さらに23日(金)24日(土)の2日間は中谷比佐子の「湯文字ってなあに?」講演会もあります。ぜひご参加いただけたら幸いです。
お申し込みはこちらからどうぞ
中谷比佐子
困ったら基本に戻れ!初心忘るるべからず。と言うが、確かにその通りだと思う。
長い間仕事をしていて思うことなのですが。会社でも個人でもお得意様や知り合いが増えて来てそれなりの対応をすると売上が出来たり、仲の良い友人が増えたりします。
特に仕事でいえば、慣れてくると本来の大切なお知らせしたいことを隠し、楽しいコトや気を引く内容を話してとりあえずご来店していただこうと思ったりする。
でも、お知らせすると本来の目的で会話の弾むお客様は多分3%くらいで、残りの97%の方にはうまくお話が出来ないことが多々あるわけです。
そこでついついご来店するだけでもお得な話をするのですが、それでも話は伝わらず、いったいなんという仕事をしてしまったのだろうと反省することがよくあります。
そこで、どうせ話は伝わらないのだったら、伝えたいことを、興味を引くことで包まずに話すことが一番だなぁと思うことしばしばです。
新人の頃は、何もわからないので上司から教えられたやり方で、伝えねばならないことをキチンと実行していた気がする。
だれでもそうであるが、むしろその頃のほうが売上も出来たり、新しいお客様とも知りあえたりしたはず。
慣れるに従って、新人の頃に結果も伴って出来たことが、長ずるに従って小手先のテクニックばかり覚え、ショーカットする方法を覚え、結果を出せなくなってしまっている。
基本に戻れ!
Return to basics
本当は、今回の催し物でいえば、訪問着が88,500円で買えて、しかも仕立代が1000円で承ることのできる催事のはずが、「ご来店の方々すべてにさいころゲームで出た目分の世界のレトルトカレーが貰えます。」だけに終始してしまっている。やはり本来、お伝えしたいことはコレなんです!と真剣にお伝えしなければならないと反省。
+
今回は、
基本に戻りお伝えしたいことをオブラートに包まずキチンと知らせしたいと思います。
着物美人を一人でも多く創りたい。