「社員は、使用人ではなく共に働く同志である。」というスタンスを持って接していかなければなりません。
同志であるから、誤まりを正し、大切なことを伝え、認め、理解してやる義務があるわけです。
それは時として、非情になる場合もあるわけですが、お互いの基本的欲求を達成するために目標があることを深く理解してもらえる様、日ごろから話し合っていれば、社員の目標とトップの目標とがうまく融合し、同じ目的に向かって仕事がして行けるはずです。
振袖を売りたいのであれば、トップが「どうしても振袖を売りたい」と思うことです。そして、振袖を売ると会社はどうなるのか、そしてその結果、社員はどうなって行くのかを常日ごろから、耳にたこができるほど話すことです。「また社長は同じことを言っている。」と思われてもいいわけです。ここで重要なのは話すことが、いつも変わらないということなのです。
会社経営で大切なこと。
それはトップの経営哲学を社員に伝えぬくことです。
トップが「うちの会社は、こうありたいのです。だから目標をこのように設定して、みんなでがんばりぬいていきます。その結果、皆さんはこのようになっていくはずだし、会社もこのように発展していくはずだから、どうか皆さん共にがんばっていただきたいのです。」 というように話すことが必要です。