数日前の朝日新聞の広告に曽野綾子さんの「人間の分際」の広告が載っていた。
早速アマゾンで朝9:00に注文すると夕方にはもう届いた。
作者の曽野綾子さんはカトリック教徒で洗礼名はマリア・エリザベト。83歳の人生経験に裏打ちされた歯切れのよい表現の人生観は読んでいてとても共感する。
道徳や規範にそって生きるのが正しいという風潮の中で、人間ってそんな言葉通りに生きていける動物ではないのだという。誠読んでいてほっとする言葉がちりばめられている。
その中で気に入ったフレーズを紹介する。
▼「やればできる」というのは、とんでもない思い上がり
▼うまく行かない時は「別の道を行く運命」だと考える。
▼表裏ある人こそ人間らしい。
▼苦悩のない人は、人間性を失う。
▼すぐに答えを出さないのも偉大な知恵。
▼他人には自分のことなど分からない。
▼他人の言葉で不幸になってはたまらない。
▼誰もが他人のカンにさわるような生き方をしている。
▼子供は親しい他人と思ったほうがいい。
▼人から褒められる生き方はくたびれる。
▼人は誤解される苦しみに耐えて一人前になる。
▼「人並み」を追い求めると不幸になる。
▼「流される」こともひとつの美学。
▼他人の評価にすがる人は永遠に満たされない。
▼不幸を知らないと幸せの味もわからない。
▼弱みをさらせば楽になる
とても気持ちが楽になる言葉ばかりだ。
まだまだたくさんの金言がたくさんあるが、成功法則を学ぶよりずっと成功する法則がちりばめられている。